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TAXONA & TENAX のスプール問題解決
TAXONA の弱点はフィルムの巻き上げ これらのカメラの持ち主は皆この壁にブチ当たる。巻き上げが重い、重いだけでなく途中で巻けなくなる。さらにはフィルムのパーフォレーションが破壊され空回り、撮ったフィルムを見ると隣と重なり合ってることもある。 始めは誰しもハズレのカメラを掴まされたとまず思う。次ぎに何とかならんか?どこがどうなってるのか?そしてネットで調べる。多くの所有者が皆このことで悩んでいるのに行き当たる。賢者が解決方法を指南してくれてるのを目を皿にして読む。 それらを総合して、もうこれ以上は出来ないと言う所までやってみた。その一部始終を公開しますが、理にかなっているかどうかは判らない。それに、この通りやっても旨く行かない場合も有るかも知れない。挑戦する方は自己責任でお願いします。 私の場合はもちろん解決しました。でも、やっぱり重いのは重い。しかし、途中でひっかかったりはもうしない。このカメラって本来的にそういうカメラかも知れない。 左手の人差し指で「ねこまねき」をちょこんと下げてフィルムを巻くようなものでは無いのだろう。その証拠に純正の中古のカメラケースの「ねこまねき」側の角が多いにくたびれていた。たぶん親指でグイグイやって、ケースもこすりまくったのだと思う。 スプールはフィルムケースを分解して新たに作った カメラに最初から入っていたスプールだが純正ではない。ご覧のようにスプールの左の直径がカメラに対して小さいため水平が確保出来ないのだ。 スプールだけの写真、これでは安定して巻き取れない。 フィルムケースをこじ開ける。 (上蓋はダメになるが構わない。) 全部中身を引き出す。 このスプールを使う。 外側をめくる。慎重に残った方の蓋をなるべくゆがめないように外すのがコツ。(ゆがんだ場合は水平に置いて、丸棒などで押し付けて直せばよい。) スプールと蓋が揃った。 スプールの首の長い方に蓋をはめ込み、ジェル系(ネバリのあるもの)の瞬間接着剤などで接着する。 右が直径が大きくなったスプールです。片方の直径が小さいが、カメラ側から円筒の爪が入り込むので直径は関係ない。手前のはカメラに入っていたもの。 ご覧のようにスプールが水平になりました。これで良いように思うのですが、まだまだ完全ではありません。 ここからはネットの賢者諸氏のお知恵を拝借 水平になっただけではガタ付きは直らない。カメラ側のスプールを受ける軸が細い。よって、スプールの穴の内径を小さくしたい。 ここで素晴らしいアイデアを頂戴した。 自作したスプールの下側に差し込む方の穴の状態。 中に邪魔な突起が二つ。これは電動ドリルでバリバリと削ってしまった。(万力でスプールを固定してやって下さいヨ、下手するとスプールが壊れるだけでなく、手も壊れるかも・・) 賢者の裏技を拝借。事務用ボールペンの軸を使うのだ。(グッドアイデア!)穴の深さと同じ長さにカットする。(ボールペンは色々あるけどSAILORがカメラ側の突起との相性が良く、穴を削って調節する必要がない。) はめ込んだところ。隙間をボンドで埋める。(パテやエポキシなど何でも良いが即乾性のある方が仕事が一気に出来る。) このまましばらく放置すると少しずつ中に沈んで行く。いい頃を見計らって濡れた布で余分なボンドを拭き取る。硬化する少し手前でセンター位置の微調整を行う。(即乾ボンド使用) 硬化しました。少し肉減りしているが問題ありません。 私のオリジナル・アイデア カメラ側の上部の爪だが、これでスプールの仲仕きりを捉えてスプールを回転させる。 このようなことが起きるかどうか判らないが、「アソビ」が十分すぎるほどあるので僅かながら逆転する訳だ。私の試写では画像の重なりが時折見られた。その理由が判らないので取りあえずこの遊びを無くしてみる事にした。(的外れかも知れん?) 木片を刻んで小さな部品を作る。 このように二カ所に木片を押し込み、カメラ側の爪が入るだけのスペースに限定した。もうスプールの小さな逆戻りも許さないぞ・・・ ここで別の賢者のアイデアを拝借 先ほどのボールペンの軸を2.5mmだけカットしたものを用意する。別の賢者は薄いワッシャーを重ねていたが、わたしはボールペンの軸にした。これらは、フィルム側の底のガタ付きを止めるためのものだ。フィルムは入れ替わるのでカメラ側を細工しないとその都度フィルムをいじることになる。 2.5mmの部品はこのようにカメラ側のフィルム受けの突起に貼付けた。これでフィルムのガタ付きも止まる。 これでもか!の対策や如何に・・・ 三カ所の「アソビ」をシャットアウトした訳だ。「アソビ」が無くなった分、裏蓋の装填にはちょっと集中力は必要。と言っても3回やり直せばまずうまく入ります。 先にスプールの回転爪を差し込んでから、スプールとフィルムをそれぞれ真っすぐにセットし直し、フィルムのたるみを無くし、そっと裏蓋を滑り込ませば意外と入る。 結果はどうか? やはり巻き上げは軽くはない。ただ、最後まで問題なく巻ける。この巻き上げ機構は基本的に重いのではないだろうか?フィルム無しの時のように左の人差し指で巻ければ最高ですが・・・高望みだったようだ。でも、取りあえずトラブル回避には成功した。 蛇足 巻き戻しダイヤルにポッチを付けると、フィルムがうまく巻けてるか目で確認し易いので、デザイン上は邪魔ですがこんなことしてます。 お世話になった賢者のBlog紹介 この方のお陰で私のカメラは使えるようになったのです。 有り難うございざした。(インターネットってホントにスゴイ! ) そして、コメントに書き込んでおられた NORIKAJI さんのアイデアにもお世話になりました。有り難うございました。
by nobrin-7
| 2010-01-10 20:15
| 修理・再生・創作
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Comments(2)
タクソナのスプールや巻上げについて、いろいろ探してました。
いつもどうしてもフィルムが途中で切れてしまうので。 (最後までフィルム使えた試しがありません。苦笑) 大変参考になりました。 早速、自分も試してみようと思います。 良い情報を有難うございました。
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by
nobrin-7 at 2012-11-25 17:58
noriさんコメント有り難うございます。
文中にもありますように、私だけでなく皆さんのアイデアが同じ目的のために寄り集まって結果を出しているのです。政治の世界もこうあればイイのになァ〜 タクソナ・テナックス共に小さくで魅力に満ちたカメラですね。なんと言っても正方形が素敵です。私はこの件でネットの素晴らしさを再認識しました。 頑張って成功させて下さい。
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