全国的にゲリラ豪雨が発生し暗雲立ちこめる赤穂方面
なんだか竜巻でも起きそうだ。まだフロントガラスには雨つぶはない。しかし、あの雲の下あたりが赤穂大石神社だ。
「どげんしょ・・・帰ろか?」それでも雨は落ちないままに現地へ到着。
出店者も皆、迷ったようで店数が少ない。降りそうで降らない。猛暑を思えばカンカン照りよりましかも・・・でも店が少なくて賑わいのないのは情けない。
そんな訳で買物もたったの二点
一番上の長いのを今回買いました。なんで「竹尺」ばかり・・・? 視力が落ちるとアクリルやスチールの定規は見にくいのです。スケール(巻き尺)は線引きが出来ない。そんな訳で我楽多市で見つけては買っていた。1mものが無かったのだが今回やっと Get。プロが使い込んだ素晴らしい色艶の竹尺。
裏に商店名が入っていた。羊毛の裏地専門の京都の布屋さんで(株)加陽商店 とある。商品が洋物なのでメートル表示のみ。
その下のものは裏に呉服と染「冨田屋」とある。和物なので尺とメートルの両方の表示がある。三番目のも尺とメートル表示。
一番短いのは文具だが、細身なのが気に入っている。
ちょっと変わったモノをGet。
木製品で目と口がある。何かの動物のオブジェ?尻尾が変だ・・・口には紐が。腹には金属の塊が・・・
店主の説明に依れば「イカ釣りに使う疑似餌」だそうだ。エビの形をしている。このように鉛の錘りが付いている。
帰宅して水に浮かべてみて納得した。丁度比重が1(水と同じ)でしかもエビの正しい姿勢で水中のどこにでも静止した。スゴイ!
これをテグスの先に付け船で引き回すのだろう。イカが喰い付くと尻尾にある鋭い熊手のような針が捕らえる。針には鈎掛かりがないので、イカをつかんで引き上げれば簡単に外せる。一本では逃げられるので熊手状になっているのだろう。
裏側に木製の小さな突起が並んでいる。これは想像だが、短い脚のようなものが付いていてエビにリアリティーを持たせていたが、酷使で欠損したのではないか?
こんなもの買ってどうする? いやはや、答える術はないのだが・・・強いて言えばエビには縁があるのです。以前にも登場させましたがこんなものを持っています。
エビともザリガニともつきませんが・・・神戸元町のインテリアショップで買った。胴体がエビフライっぽい形(笑)をしてる。ブリキ細工です。
さらに、こんなお宝も・・・
全長12〜13cmで非常に精巧なものです。たまに骨董市で見ますがもっと大柄で雑なつくり。これは違う裏に銘もある。聞けば兜職人がセカンドワークで作っていたようだ。
イセエビをそっくりそのまま作ってあり、関節は全て動きます。苦心して磨き倒しました。蔵出しです。