錆びた火起こしコンロを再生しダッチオーブンとドッキング
随分以前にカミサンが我楽多市で買って来て赤サビたまま放置されていた金属製火起こしコンロにダッチオーブンを乗せてみたらスッポリ嵌まり、かつ上部に僅かな隙間が出来るではないか・・・火種も消さず熱効率良く使えそう! という訳で、サビた金属製火起こしコンロを再生した。まるで蒸気機関車のような存在感。
当初は全体が中のロストル部分と同じような赤サビだった。手持ちの液体ケレンSSTなるサビ落とし液で処理するとこのようになった。
はっきり言って全体が赤サビだった時よりさらに見てくれは悪くなった。しかし、表面の粉状の赤サビは除去されている。こうして置いて塗装すれば仕上がりがキレイで塗料の持ちも良いと思われる。
液体ケレンSSTは海の水から出来た不思議な液体で、以前に友人に空き缶に入れて分けてあげたのだが、時間が経ちなんと空き缶の底の一部を溶かして全て滲み出てしまった。ネットで調べるとその製品のページが閉鎖になっていた。出来れば追加で入手しておきたかったのだが・・・
これは耐熱塗料です。普通の塗料では熱に負けてしまうので耐熱塗料を使った。大きなホームセンターには売ってます。600℃まで耐えると書かれている。もう少し高温に耐えて欲しいが無い物ねだり?焼き付け塗装をすれば良いのだろうが・・・とりあえずこれでやって見よう。
マットの塗料で、かなりイメージ通りに仕上がった
実際にやって見ないと判らないが、地面におこした火種の上にダッチオーブンを乗せるだけよりはかなり熱効率が良いと思われる。
こんな構造です。コンロなしで地面に置くと熱はあたりに拡散してしまうが、これだと鍋の廻りにも熱をしっかり閉じ込めることが出来る。上部に隙間があるので火種が消えることもない。
何が役立つか判らない。うまく活かせた時の快感を思うと何かと捨て難いものが多く、私は断捨離とは180°違う人生を歩んでいる。人間は道具によって命が保証されている。最低限の道具なしでは生きられない。そしてその最低限の定義は人それぞれであって、ダッチオーブンなんて必要ない人がほとんどなんですが・・・ただ、災害時の困窮生活などではこういう物が活躍するのです。