西の空に閃光が・・・
時として大空は素晴らしいスペクタクルを届けてくれる。それこそ一期一会、同じ一瞬は二度とない。いつも車にはコンデジを積んでるので停車して窓を開けてパチリ・・・太陽の閃光が長く伸びているのに魅かれてシャッターを押したが、これほど鮮明に撮れるとは思わなかった。
雲の写真を撮る時は明るさを2段階ほど落とすと微妙な輝きが捕らえ易い。そのかわり地上の前景は暗くなる。見せたいのは雲の方だからこれでいいのだ。デジタルカメラはこれらをモニターで確かめながら撮れるのがスゴイ!フィルムカメラでは経験で露出を決めるしかない。あるいは数値を変えて何枚か撮ってバクチ的に仕上がりを待つことになる。
写真は「真実を写す」と書くが実際は違う。レンズ・露出・フィルム又は画素という人為的な技術を通った光であり、それを定着させる媒体でも違って来るのだから、これはどうやったって真実とは違うものでしょう。
昔、映画がカラーになりだした頃に、日本のカラー映画は字幕の裾に「総天然色」と入れていた。ところがアメリカのカラー映画は「Technical color」すなわち「技術色」と入れていた。このあたりアメリカ人はクールだ。日本人は情緒的。
今年の2月にはほぼ同じ位置で「天使のはしご」を撮った
こちらは閃光が地上に向いている。天使がこの光の梯子を伝って降りて来る・・・なかなか素敵な発想だ。となると、先の写真は「天使の帰り道?」(笑)
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