今年はお飾り作り用の特別な稲藁を頂いた
いつもは、お米を収穫した後の藁を頂いて作っていたのだが、今年は神社のお飾りを作っておられる方から、お飾り用に青田刈りをして色あせないように暗所に保管されていた特別な稲藁を頂戴した。
編み上がりの美しさが全然違う。このお飾りのデザインは岡山県南東部の吉井川下流域独特なものだ。変にこねくり回さずシンプルでとても気に入っている。本来は裾のスカートのような部分は半分くらいに切り詰めるのだが、私は稲藁の裾を切らずにそのまま全部使うロングスカートにしている。
このような仕上がりになります。こんなに立派なウラジロは市販されていません。これは日頃から山歩きでウラジロの生えている所を知るカミサンが採取して来たものです。和紙のシデ(紙垂)はこの地方ではお飾りには付けませんが、これを付けると横綱の土俵入りのような風格が出るので私は勝手に付けています。このように大きなウラジロとシデを付けた時にロングスカートの方がバランスが良いのです。
玄関の飾り
我楽多市で買った三宝と百均の餅などで構成。三宝は普通は白木ですが拭き漆なのが色彩的に気に入っています。
お袋の離れに飾ったお鏡。三宝もお餅も干支の置物も百均です。狭くてほんの僅かなスペースしかないのでママゴトのようなお鏡です。干支のにわとりは100円なので赤一色に色がセーブされかえって良いものになっていると思う。大変気に入っています。
今年は立派な稲藁を頂いたので三つもお飾りが作れた。初めて山小屋に飾りました。強風と雪を恐れてテントは畳んでいます。テントは山小屋を使う時にだけ張るのです。
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