凧を海で揚げる
憧れの「海凧」に成功しました。この場合一番問題なのは風向きです。この日は幸運にも海に向かって良い風が吹いていた。西高東低の冬型気圧配置のお陰だろう。
さらには、前回見えなかった凧の両肩につけた房(タッセル)も何とか確認出来る。とは言えこんな小さなものはさらなる上空ではまるで見えなくなるのだが・・・
凧を低めに押さえているのは訳があるのです。もちろんもっと高く揚げることは簡単ですが、この凧は角度を付けて真上に揚がるため、高く揚げると写真に海が入らない・・・これでは、わざわざ海にまで行って揚げてる意味が写真的には無くなってしまう。低空飛行は Blog 写真向けなのです。(笑)
この後、糸を出してさらに高く遠くへと揚げたが、河原と違い下は海ですから急降下すればボチャン!です。高圧線も怖いがこれも怖い。「彦一凧」のように信頼出来る凧でないと
「海凧」をするのは勇気が要る。
ついでに牛窓散策スナップを・・・
「牛窓」は我が家から20分足らずで行ける瀬戸内の漁港です。風光明媚で「日本のエーゲ海」などと私の大嫌いな売り出し方をして久しい。牛窓は牛窓で良いのに何も地中海になぞらえなくても・・・恥ずかしくなる。
穏やかな瀬戸内の陽光・・・写す対象が何であれこの逆光が勝手に物語性をかもし出してしまう。不思議な空気感が人の心を穏やかにする。
堤防の内側の舟溜まり、堤防には釣り人が・・・向こうの島は前島、この日の海峡を見て驚いた。ここだけまるで激流のように流れている。釣り人に聞いたら「満潮に至る時はいつもこうなる。川釣りのようにウキが流される・・」と言っていた。
昔の灯台です。今も夜間は灯火されるのだろうか?もしそうであれば見てみたい。しかしながら、この先はまるで違った風景が待ち構える・・・
さっきは、チョンマゲを結った人にでも出会いそうだったのに・・・オリーブの木にブルーの小屋と白い浮き輪・・・やっぱエーゲ海?(笑)それにしては塀が粋かさない・・・
この辺りには猫が集結する
さっきの昔の灯台の前の道にはやくも一匹
崖に一匹
野良猫のようだ、日だまりにうずくまり体力の消耗を避けている
飼い猫なら家のこたつでぬくぬくだろう・・・
おっ、おいでなすった・・・あんたが大将?
ところが呼んだら降りて来た・・・面構えの割には可愛いヤツ!
以前に友人たちと来た時には、この階段に鈴生りになって日向ボッコをしていて大変驚いた。誰かがエサをやってるようだ。だが、道端にカンバンがあり「猫にエサをやらないでくれ・・・」とあった。そんな、こころの狭いことではエーゲ海にはなれない!あそこは猫の天国なのですゾ・・・
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