大王松の松ぼっくりがガラス瓶に・・・
大王松の松ぼっくりは普通の松ぼっくりの7〜8倍はある。フィルムと比べてみて下さい。
それはさて置き、大柄で固い松ぼっくりをどうやってガラス瓶に閉じ込めたか・・・
生物学者である友人宅のパーティーで、同じ大学で教鞭を取るスイス人の先生が半分以上がガラス瓶に嵌まり込んだ松ぼっくりを見せてくれた。私は「いっそ、全部ガラスに納まったら良いのになァ〜」などとノーテンキなことを言っていた。
一ヶ月ばかりして、松ぼっくりとガラス瓶(工芸家の特注品?)が届き、イラスト付きの説明書が添えてあり、松ぼっくりをガラス瓶に納める術が記されていた。早速に実行したと言うわけだ。
どうやったって普通には入りっこない。
なんと・・松ぼっくりを水に浸すと開いた傘は見事に閉じるとあった。にわかに信じ難いことだ。
地面に落ちた松ぼっくりが雨に当たり、閉じたり開いたりするだろうか?
判らない? 気付いてないだけで、長雨ではそのようなことが起きているのかも知れない。
バケツに水を張り大王松の松ぼっくりを入れた。浮き上がるので重たい焼き物の皿で重しをして一晩放置。
松ぼっくりは複数頂いていたので、比較のため一つだけ水に浸けた。
ご覧のように見事に閉じてしまった。こうなれば狭い瓶の口を通るではないか。
一つ心配ごとがあった。しっかり水を吸った松ぼっくりを口が開いているとは言え、狭い瓶に閉じ込めてカビたりしないのか? 聞けば松には何とかと言う成分が多量に含まれていて、簡単にはカビないとのことだった。
待つこと10日で、見事に成功しました。
何度もまだかまだかと瓶を見に行ったが・・なかなか開かなかった。
そんな時、ついあの歌が出てしまった。
♪ 松の木ばかりが松じゃない・・・今か今かと気〜をも〜んで ♫
いやいや、先生方有り難うございました。
思いも依らぬ、ビックリお宝がまた増えました。