メコン河に浮かぶ入道雲・・・
そう書いても疑う人はいないかも知れない。
空の透明度、重厚な流れ、強烈な白い雲・・日本離れした風景だ。
自宅のすぐ側を流れる吉井川の橋の上からの撮影したもの。今年は随分多くの入道雲の写真を撮った。大気の状態が不安定で日本各地で雷、洪水が多発している。
だから、今年は入道雲に迫力がある。
雲の写真はむずかしい。デジカメまかせの露出値では絶対撮れない。
この写真で露出をマイナス1.3位に落としています。
落とし過ぎると風景がベタのシルエットになる。それも面白いがわざとらしい。
車で橋の上を通り過ぎた。一瞬この雲を見た。どうしよう?
写真は一期一会、撮るしかない。しかし外は暑い。決意に時間がかかった。だいぶ行ってから引き返した。
橋の上には駐車出来ない。橋の手前の空き地に駐車、暑い暑い夏の太陽にジリジリ焼かれながら歩いた。橋まで来た。橋の中央に行きたい。また歩いた。通過する車の運転手からは怪訝な目線・・・今や真夏に歩く人はおかしな人なのだ。
夕方帰宅してパソコンで映像を確認。努力の甲斐あり・・
子供の頃の昆虫採集で言えば、オニヤンマやカブトムシ、玉虫をGetした気分だ。
snap shot
シンフォニービルの地下に車を止めて、少し歩いて小さなビルの3Fにあるカフェ・ギャラリーに立ち寄る。客は私ひとりだった。
ベランダに落ちた真夏の濃い影が、昼下がりの町中の静寂を醸し出す。