押し入れに眠っていた女性用ショルダーバッグの改造
押し入れの隅に眠っていたバッグ。
カミサンに聞けば「娘達にケチをつけられたんで今は使っていない・・」とのこと。なんでも「それって〜 生命保険の勧誘に来る女性セールスが持ってるバッグみたい。」と言われ何となく疎遠になっているとのことだった。
「俺、使うぜ・・・」「いいよ!」「改造しちゃうョ!」「かまわないヨ」という訳で、またぞろ改造癖が頭をもたげた。
革の質はとても良い。女性用といってもそんなにエレガントだったりナヨナヨしたデザインではない。しかし確かに女向き。これはカバン本体に対してストラップが細身だからだ。チャックの金具はいささかドレッシーだが鈍い銀でゴールドでないのが救われる。
CONTAXの幅広のカメラストラップで変身
用意したのはこれだけ。メインはカシメビスとそれらを打ち付けるための特殊道具だろう。回転式穴開けポンスも普通にはない道具かも知れない。一生ものだし安いものですから持っていると便利です。
CONTAXはカメラ自体は一台も持っていないのだが何故かストラップだけ持っていた。当初CONTAXの文字は白糸の刺繍文字だったが、黒のマジックインクで塗ってしまった。塗っても僅かに読める。このくらいが良いのだ。広告塔ではないのだから・・・
思い切って切断! 改造で一番決心のいる瞬間、もう後へは引けない。ストラップはカバンに縫い付けられていたが、糸を解くと本体もダメージを受ける。そういう所には負荷を掛けずにやらないと使い物にならなくなる。
他のストラップとの結合に必要なリングを入れてカシメを打てば OK だ。
こういう仕事がスムーズに行くと気分はルンルンだ。リングを入れ忘れて泣くこともある。こうしておけば、ストラップを自由に変更できるのだ。
今回の CONTAX ストラップは滑り止め肩パット以外のところは細すぎるので、この部分だけ本来のストラップを利用することにした。
CONTAX 滑り止めパットとの結合
滑り止め肩パットに穴を開けバッグに付いていたストラップを通してカシメで止める。
金属のファスナーグリップの変更&Leicaバッジ
写真上部のものが革製に変更したもの。
写真下部の金属のものは変更前のものでやや装飾的だ。
右の写真はクラシックカメラ市でGetしたライカの代理店認証バッジ。ポーチに付けていたがこれに付け替えた。小粒でピリリのアクセント。
完成!男っぽくなったかナ?
シワシワの柔らかな革で大変手触りの良いものです。女ものなので中にはあれこれ仕分けがあって手持ち部品の多い私には最適でした。眠っていたカバンも喜ぶでしょう。
CONTAX とLeica が混じっているのはご愛嬌。多いに使ってやろうと思っています。
こうなると次の週末が待ち遠しい。
カメラは最近虜になっているバルナックライカDⅢ。
手前に置かれているために大きく写っているが、至って小型でこのバッグにすっぽり納まります。