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My RetinaⅡC
純正のスポーツファインダーを載せている。レチナは写真では判りにくいが、レンズとホットシューのセンターがずれているので普通のファインダーでは具合が悪い。レンズ式の純正ファインダーもあるが、私はこのスポーツファインダーが気に入っている。もちろんカメラ側のファインダーでも見れるが何しろ倍率が高すぎる。 オークションでGetしたRetina-Curtar-Xenon 35mmf5.6 スナップ写真を考えるとどうしても35mm程度の広角レンズが欲しくなる。見た限りではくもりのない美しいレンズ。ところがどっこい!とんでもないストーリーが待ち受けていた。 その後フードもGet。35mmをつけるとカメラの蓋は閉まらない。フードをつけるとなおさらのこと。なんだか横に張り付いた扉が邪魔っけな感じですネ。 レチナの魅力はケースにもある。 特にこの裏側がカッコイイ!巻き上げノブが底にあるため、巻き上げるたびに革ケースをこする。そこでケースのエッジを金属でカバーした。それがケース全体のデザインへと波及したのだろう。 何これ珍レンズ!で幻想の倉敷へ・・・ ピントが甘いだけでなく周囲が放射状に流れている。まるで夢の中の倉敷のようだ。 倉敷川 大原美術館西の中庭 喫茶「エル・ゴレコ」 ドイツアイリスを撮ってみた これまた幻想的ではないか・・・ それにしても一体何が起きているのか?レンズのカメラへのセッティングが十分でないのかとも思ったがそれでもなかった。まったく合点が行かない。 困ったときは「フジカメラ」・・・ そう、わたしの駆け込み寺。店主のK氏は知識だけでなく自らも撮影に余念のない本物のカメラ人間。問題のポジフィルムを持って「フジカメラ」に行った。常連らしき客も二人ほどおられた。 私 :「ちょっと見てやってもらえます?」 店主:「カメラとレンズを持ってこられてるんなら、裏から像を見れば判る。」 カメラを三脚にセットし、裏蓋を開ける。シャッターはバルブで開け放つ、距離は無限遠にセットする。フィルムの位置にすりガラス付きのルーペ(店主の手作り)を当てがう。 店主:「どこにもピンが来とらん! フィルムの平面が狂ったりではなく、これは明らかに レンズが原因」 私 :「レンズがどうなってる?」 店主:「たぶん、シロウトがレンズを分解して組み立てを間違った可能性が高い」「ネット で買うと何をつかまされるか判らん。」「ただし、わざわざこんな効果を出すため のレンズも売られてる。ほら、このページのレンズがそれだ。」 とレンズのカタログを見せてくれた。確かに似た様な表現のレンズだが、このレンズのように放射状の歪みではなかった。他にも自在な方向に「あおり」の効くレンズもあった。 私 :「なるほど・・・私の35mmはハズレだったか!」 店主:「ハズレはハズレだけど、レンズはあれこれ持っとられるんだから、こんなレンズも あって面白いんじゃないン・・・?」 私 :「そういう考え方もあるなァ〜、このレンズでしか撮れない写真だものねェ〜」 かくして、わたしはこのレンズはこれで良しとした。どんな場面と条件で撮ればこのレンズが面白く使えるか?これは当たり前な写真しか撮って来なかった私への神様からのプレゼントかも知れん・・・いや、課題かも知れん。「フジカメラ」店主のKさん、面倒なことにお付き合い願い、かつ貴重なアドバイスを有り難うございました。 My New Blog の紹介 姉妹Blog 「ウフフ・・写真集」はこちらから
by nobrin-7
| 2009-09-07 22:02
| 「カメラ」
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