「亀戸」から徒歩で近づく
スカイツリーは都心ではなく「押上」というわたし的には馴染みのない場所にあるためネットでアクセスを調べた。都営地下鉄浅草線の駅だ。
さらにそのページの記事を読んでいると「スカイツリーは遠くから近づいて行くのが良い。」とある。なるほど・・・その記事には「亀戸」から歩いたとある。「亀戸」は総武線の駅だ。私は今は「高円寺」に居るので乗ったまま乗り換えなしで行ける。
道すがら「亀戸天神」に寄った。鳥居の股間からのスカイツリー・・・意外な光景になった。鳥居のデザインに引かれて、ツリーも東洋的あるいはアジア的に見えてしまう。
遠くからだとスカイツリーは常に視界にあるが、その分歩けど歩けど近づかない。やっぱ浅草線で行くべきだったか?と弱音が・・・
だいぶ近づいた証拠に時おり建物の影に姿を消す。心なしか見上げるという感じになって来たではないか・・・ウォーキングで暑くなりマフラーはとっくに振りほどき、もはやダウンジャケットが邪魔なくらい。
もうこっちのものだ!あのビルの向こう・・と思いきやここから信号3つも先だった。
東京スカイツリーは足下は三角だが上に行って円形になっている。これはコンピュータがないと出来ない設計だ。△がいつの間にやら○になる。書けば簡単だがこれは至難の技。少しずつ角度や長さの違う部品を作り、狂い無く施工しないといけない。スカイツリーの美脚は近代建築の千恵と技術が詰まっている。
最後のアンテナ部分(と言ってもかなり太い筒)の建設はクレーンが使えないので、塔の中で組み立てて下からギュ〜ッと押し出したとか。だから立地も「押上」?(笑)
下は△の一辺だから直線、しかし上では円形に・・・
スカイツリーの脇は川(溝?)があり、手前に橋が掛かっている。そこはツリーを眺め易いので人だかりして駅からの通行人とで混乱していた。何とその人ごみの中で、お母さんと女の子からデジカメのシャッターを押してくれと頼まれた。
引き受けたは良いが、どう構えてもツリーの頭が入らない。写真にはこだわる方なので人ごみをもろともせずゴロリと寝そべって「ハイ・チーズ」、撮れた写真を確かめた親子は飛び跳ねて喜んでくれた。