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世界に一つのカスタマイズ・カメラ
ボデー :BESSA-T(Voigtjander) キャップ :Leica レンズ :Nikon(ニコンピカイチのレンズ) 絞り機構 :Carl Zeiss ファインダー :Canon 35mm(パララックス補正式)ファインダー ホルダー :木製外注オリジナル ストラップ :自作オリジナル 実に、5社と自家製オリジナルの混成チーム プロに改造を頼んだ部分もありますが、クラシックカメラはレンズのマウンを多くのメーカーが共有してたり、変換できるようなアダプターが開発されたり、ホットシュー(フラッシュをつけたりする金具)が共通なこともあり、国籍、年代を超えて様々な組み合わせが楽しめるのです。 これは、非常に面白いことです。 余談ですが、このカメラを提げて骨董市をふらついているとカメラ好きの人が 「それは、どういうカメラですか?」 と話しかけて来ました。わたしは「話すと長くなるけど良いですか? これこれ、しかじか・・・・・・・・・」 「はあ〜なるほど。私もネェ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」と、私よりはるかに長い話を聞かせてくれました。古カメラファンは話し好き。 ボデー「BESSA-T」 について ドイツの老舗のカメラメーカー Voigtlander(ホクトレンダー)社を日本の「コシナ」が買収してVoigtlanderブランドでユニークなカメラ造りをして、クラシックカメラファンを多いに楽しませてくれています。このBESSA-T は構図を決めるファインダー(のぞき窓)が無いのです。二つの丸い窓は距離計です。(BESSA-L に至っては距離計すらないノッペラボーです。)それでいて露出計は完備、純正レンズは最新技術を導入した非常に秀逸なもの。しかも買い易い価格・・・「コシナ」はクラシックカメラファンの痒い所を掻くだけでなく、一緒に肩を組んで楽しませてくれる。そんな企業です。企業の存在そのものが、もうメセナなんです・・・ このカメラにしても「あんたら、勝手なレンズを付けるのだから、ファインダーはご自分でどうぞ・・・」と言う声が聞こえてきそうです。もちろん自社製のファインダーも生産しています。これがまた、どんなクラシクカメラにもフィットするような絶妙なデザイン。 このBESSA-T のレンズのマウント(取り付けシステム)はライカM型と同じにしてあります。 Nikon レンズについて 左のカメラは友人に頂いたもので「ニコン・ピカイチ」という大衆カメラ。ユーザーはフィルムを入れてシャッターを押すだけ。フィルムの巻き上げ、巻き戻し、ピント、もフラッシュも全自動。当時、各社が競って同タイプのカメラを出したが、この「ピカイチ」はそれほど売れなかったとか・・・ただ天下のNikon は腐っても鯛。 レンズ構成(4群5枚)、画角(35mm)、明るさ(f2.8) 解像力抜群で他を引き離していたが、これらのカメラのユーザーはあまり、そのようなことには興味がなかったようだ。 主に、クラシックカメラファンが購読する「写真工業」という、味も素っ気も無いタイトルの月刊誌があり、そこに、この「ニコン・ピカイチ」のレンズを取り出して、ドイツのカール・ツアイスのテッサー35mmF3.5にこのレンズを納め、レンズマウントをライカLマウントに改造したら、超々薄型のレンズが出来た。かさ張らないので重宝して使っているとの記事があり「ピカイチ」を持っている私としてはムズムズしてきて、ついに「写真工業」の編集局に電話して、この改造張本人へのアクセスを教えてもらった。勿論、プロのカメラ屋さんで、私の改造も引き受けてもらえた。(BESSA-T のマウントはライカMマウント、改造レンズはライカLマウントと異なっていますが、コシナはその中継ぎをする変換アダプターをちゃんと発売しているのだ。) これが、「ニコン・ピカイチ」のレンズをはずして超薄型(パンケーキレンズと言います。)に改造したもの。送られてきた時は本当に衝撃的でした。「ピカイチ」の本体はバラバラになったし、部品があっても使い道はないので処分願った。何だか、こんなに小さくなって帰って来て、まるで遺骨が帰ってきたみたいでした。 下の写真が改造ピカイチ・レンズ着装の勇姿です。 Canon ビューファインダーについて こうしたタイプのカメラは像を捉えるレンズとファインダーの位置にずれがあるため、近接の被写体にたいしては、レンズを前かがみに倒す必要がある。そうした機構 (パララックス補正)をカメラのファインダーの中に有するものもあるが、外付けの場合は外で調節するしかない。 右下の小さなレバーを目盛り(距離が刻んである)に合わすと、ファインダーがお辞儀をしたり、反っくり返ったり微妙に動く。 オリジナル・ホルダーについて 最初は乗り気でなかった工芸家も、話してる内にだんだんその気になってくれて、彼の提案で二種類の木を使うことになりました。「黒檀」とパイプなどに使うその名も「タイガーウッド」です。本当にわがままで贅沢なものだと思います。今やツルピカに輝きこれを手にするたびに、幸せな気持ちで満たされます。 裏側です。黒檀の美しい木目がこんな裏地に・・・ ほんと・・・バチ当たる. ストラップについて オリジナル・ストラップについては、タグの「自作・カメラストラップ」のところで紹介していますので写真が重複しますが、下の写真のように沢山のストラップを作ってきました。手のひらに巻き付けてカメラを構える時には紐が一番扱い易いからです。それに、クラシックスタイルに良く似合うと思うのです。
by nobrin-7
| 2007-10-14 15:35
| 「カメラ」
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