タグ
エッセー雑文(228)
修理・再生・創作(225) 「カメラ」(181) 「ちょい古小物」(126) Photo(100) 骨董我楽多市(100) 山小屋ライフ(91) 紀行ノート(57) 山小屋建設(47) 革バッグ&カバン(18) 年賀状(15) 手づくり池(14) KAWABE博物館(14) 隠れ家公開(14) 山小屋の倉庫建設(10) レトロ・ラジオ(8) ちょい古ギター(8) たまご&石ころ(5) クラフトの仕事(5) 研究(5) ルーツを探る(4) ちょい古万年筆(4) 六本組み木の解説(1) 自作カメラストラップ(1) Gパンを染め直す(1) 最新のコメント
フォロー中のブログ
最新の記事
最新のトラックバック
ライフログ
画像一覧
以前の記事
2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2005年 04月 |
錆びた目覚まし時計をオークションでGet、即分解
![]() 錆び付いている訳ではなく、軸受けなどの滑りが悪いのだと判断した。ベルは鳴らない。 普通、精密機械は素人が分解などしても、かえってダメにしてしまうだけだが、このサイズのまた、この年代の時計は精密機械とも言えないビミョーなところ、預かりものではないのでオペを決行することにした。荷を開けて30分での決断だった。 ![]() 取りあえず油を刺して見よう。精密機械に気軽に注油をするものではないが、今回はやると決めたのでやる。それでも油はなるべく粘りの無いものが良いので電気ひげ剃りのメンテナンス用のOILを使用することにした。 ここで問題が起きた。ひげ剃り用のOILの先が太くて短いので、まるで注油が出来ない。ノズル式のスプレーオイルが有れば良いのだが手許に無い。 その時思い出した。先般、赤穂の骨董市で買って来た「真っ赤な・福助のミシンオイル刺し」これだ、これ、ひげ剃り用OILを福助に移して使った。「福助のオイル刺し」も何十年ぶりかの仕事ではないか・・・古時計を古道具で直す! これぞ「ちょい古道具ライフ」の真骨頂! ![]() どうです、可愛いオイル刺しでしょう。 こんなに早く出番が来るなんて・・・それにしても何故「足袋の福助」がミシンオイルを製造販売しているのだろう? 裏を見ると例の福助さんが裃(かみしも)を着て正座しています。 ![]() オイルを差してネジを巻いた。「カチカチカチ・・」なんだか調子が良さそう。水をもらって咽の渇きを癒すように、時計がオイルに潤って喜んでいるかのようだ。 さらに、ベルの設定を変えるネジを回していると突然「ブルブルブル・・」と槌が振動した。分解中なのでベルは外してあるから槌だけが振動している。あれっ! おいおいベルも直ったかも・・・急いで組み立てた。ネジを巻いてセットOK! 「リリリリリ・・・」 うっひょ〜直ってしまった。それにしても大きな音・・・こりゃ〜飛び起きるワ。 外観を仕上げる ![]() 勿論、組み立て前に文字盤や内ガラスは磨いておく。文字盤は劣化があるのであまり深追いはしないで、古美を残した仕上げで良い。 並んでいる物の内、大きいポリ容器のが錆落し液、その他研磨剤とかガラス洗浄液と言ったところです。錆は落ちても錆で腐食したザラ付きが残るのは致し方ない。この手の時計としては、比較的錆びの度合いはましな方だと思う。中の台座はひどかった。 オークションの写真を見た時、これなら絶対美しく仕上げられると自信があった。 さあ〜仕上がりはどうでしょうか? 次の写真の通りです。 中古市場では動く状態を「完動品」と言うが この時計、わたし的には「感動品」です。 ![]() このタイプの時計には思い出がある ![]() 丁度このころ、日本の陶芸界にアメリカの陶芸が紹介された。日本やヨーロッパのようにさしたる伝統を持たないアメリカならではの奔放な作品が紹介され、中でも特徴的だったのが、本来焼き物でないものを焼き物で表現し直すと言った作品だった。私たちは、それを「そっくリズム」と呼んでいた。 ![]() 丁度政界で田中角栄がロッキード事件で逮捕され、国会で証人喚問が矢継ぎ早に行なわれて、証人たちの「記憶にございません・・・」が流行語になった頃のことだ。 ![]() 実は、本物の時計の方も金属ロクロすなわち<スピニング成形・ヘラしぼり成形>であり、そんなところから、題材にこのゼンマイ時計が選ばれた。その時も何処かの古道具屋で同じタイプの時計を一つ買った。今回のものよりさらに錆びのひどいもので、結局それも分解して、歯車を取り出して、細かい点線を粘土に押し付ける道具を創ったのを思い出した。このトラウマがオークションで、今回の時計に手を出させたのだろう。
by nobrin-7
| 2008-02-28 12:58
| ちょい古時計
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||