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RICOH FF-1のモルトを換える
このBlogのカテゴリー「リコーFF-1のオペ決行」に出ているカメラです。 あの時、素人オペは奇跡的に成功したが、まだ問題が残っていた。モルトと呼ばれる遮光シールあるいはパッキングが経年劣化でボロボロになっており、細かいスポンジ屑がフィルムスペースに散っている。 さらにモルトテープの粘着剤が滲みだして裏蓋を開けるたびにペッタンペッタンと嫌な感触でベトついている。モルト交換は一度もしたことが無いのだが、中古カメラのオークション出品物の説明に「モルト交換済み」とか「モルトは換えてもらった方が良いかと思います。」とか書かれていて、オペを決行した余勢で、この際やってみることにした。 モルトはネットで購入、薄手と厚手の2種類、長封筒くらいなサイズのものが各1枚づつ入って400円程だった。送料や振込料の方が高くついた。かと言ってこんな特殊な物が近所の文具店や100均にある訳もなし、カメラ屋でも店用の手持ちは有っても売り物にはしていないだろう。 劣化したモルトを剥がす 判らないままに色々試みたが、表面のスポンジがボロボロ剥がれるだけで奇麗には取れない。 カメラにシンナーなんて使って良いのか不安はあったが、どう考えてもそれしか手が無い。綿棒にシンナーを染ませ、タップリ目に古いモルトを湿らせて、しばらく放置して十分下地に染込むのを待った。ゆっくり端を持ち上げると切れずに剥がれるではないか・・・ それほどスイスイとは行かなかったがシンナーのお陰で何とか全部を取り除くことが出来た。次は新しいモルトをこれと同じ形状にカットして張り直せば良い訳だ。 オペの時も同じだが、超コンパクトカメラであることが作業的にはハードルを上げている。上部の溝の形状が複雑かつ細かい上にフィルム圧板が溝にかぶってる。 いきなり新しいモルトを切っても形が出ないので、まずはその細かい寸法を全部測り、紙に図面を書き、それを切り抜いて両サイドが少し長目の型紙を作る。 それを一度カメラの溝に入れてみる。 両サイドがアールに成っているので紙を這わせて、原寸でカットする。これで完全な型紙が出来た訳だ。写真で、白いのが紙製の型紙、カメラとその型紙の下敷きになっているのがモルト原紙。 型紙に合わせて切り出した新しいモルト モルト紙はスポンジが張り付いた幅広な接着テープのようなもの。裏には接着面を保護するツルツルにコーティングされた紙が張り付いている。 このフワフワ・ツルツルの紙から細くて微妙に幅が変わる材料を切り出すのは厄介な作業だ。 またしても、自分を暗示にかける。「もう何台もやって来たじゃないか、いつも通り、いつも通り」 大ベテランの心境で、そう・・・何も考えないでスゥ〜とやれば、一発でOK。 さらなる難関が、これを溝ぴったしにはめて接着しなければならない。位置が狂うと接着剤が効いているのでずらせない。やり直そうとすれば細い部分が恐らくブチ切れるだろう。しかも、一番面倒な箇所でフィルム圧板がかぶっている。惑わされるな・・・以上のことを念頭において最良の結果を出すんだ! また自己暗示・・・一発OK。 後は直線の溝だ。障害物もないし無事完成した。裏蓋を受ける方の本体側にも粘着剤がこびりついていたので、それもシンナーを使って奇麗に取り去った。 この「リコー FF-1」 はファインダーもモルトも自分で奇麗に再生したことになる。私が所有しているコンパクトカメラはハーフカメラも入れれば、全部で8台になるが、どうやら一番思い入れの強いカメラとなりそうだ。
by nobrin-7
| 2008-03-10 12:39
| 「カメラ」
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