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早朝起き抜けに霊峰熊山へ
世間なみに、歳を取ると目覚めが早くなった。目が覚めたからといってすぐには起き上がりたくない。かといって本を読むのは面倒だし、私の場合「本」は睡眠薬なので二度寝の挙げ句遅刻というツテを何度か踏んだ。そんな訳でこの時間帯の処遇をどうするかだが・・ 最近の私はこうだ。このBlogで判る通り、私にはカメラのハーレム(小規模ですが)が存在する。そこで前の晩に一台だけどれでも良いから枕元に置いておく。目覚めるとその一台の扱い・状態・不具合など綿密にチェックし、頭にインプットし直すのだ。 国籍・時代・様式の様々なカメラの世話をするとなると、こうして時々触っていないとイザと言う時(そんな時あったっけ?)役立たずになる。そういう仮想不都合事態回避作業に目覚めの時間帯をあてがうのだ。 その朝は「レオタックス」バルナックライカのコピー(日本製)を触っていた。 突然、カミサンがベッドサイドに現れ「ネェ〜 熊山に茸採りに行こう!」 「えっ〜今から?」「よそのお家では早朝、畑に野菜を採りに行くじゃない。山の畑?で茸の早朝収穫、晩ご飯は期待できるわヨ〜」「まっ イッカ!」 標高500m、ほぼ山頂近くまで車で行く。そこから徒歩で山道を下りながら道の両脇を注意深く目を凝らせば、運が良ければ見つかる。 問題はライバルが居ることだ。もちろん茸の好きな誰かさんですが、それはイノシシです。他の食物との兼ね合いか去年は根ご削ぎかっさらって行った。と言っても神の恵みですから基本は早い者勝ち。 憎たらしいのは、毒は無いが美味しくない「イグチ」(俗称:スポンジ茸)は余程のことが無い限りイノシシは食べないのだ。だから狙い目が同じ。 木陰の「萩」は品が良い。カマキリに出会った。あちらが仁義を切ったので、こちらもお返しをしておいた。次回からは「カマッチ」「nob」の仲だ。以前にはガマの仁義にも出会った。 アイタケを採取 この時期に多くみられる茸。時間が経つと藍色の大きめの斑点が出てくる。茸の裏がすっかり藍色になっているものもあり、些か毒々しいが食べられる。イノシシも好物。 最終的にはこれの3倍くらい採れた。 匂いはさほどでは無いし味も格別なものは無い。しかし、馬鹿にしてはいけない!。この茸はグルタミンの含有量が豊富なのか素晴らしいダシが出る。もちろんこの茸だけでは物足らないが、普通のダシにこの茸を加えると文章では著し難い味が出るのだ。 その晩は湯豆腐にこの茸を泳がせ、おろしショウガと酢醤油で味付けして食べた。最後に雑炊にして少々の味噌と溶き卵を一個。最高〜もう最高〜 他の食べ方では、ダシをとった鍋にうどん・ネギ・そしてアイタケ。別で甘辛に煮詰めた牛肉を用意しておいて、煮立ったところで放り込む。要するに「肉うどん」の鍋仕立てを「アイタケ」でさらに盛り上げる訳だ。肉とからまったアイタケのダシの旨さは、これホント神様&カミサンに感謝だ。食い物がからむと素直になる私だった・・・ 熊山を後にする。今年は何故か雲が妙に美しい。 またまた茸採り このページを書き上げ送信しようと思ったら 「ただいま〜」カミサンが帰って来た。そう言えば友人をさそってまた朝から山に入っていた。両手の買い物袋に茸が・・・ 先ほどの「アイタケ」に加えて「アミタケ」が結構沢山採れている。 「オッ、すごいが! アミタケやんけ!」 「今年はまだまだ採れそうよ。昨日採った後にもう次のが出てる。」 「アミタケ」は「アイタケ」より料理の使い道が広いし。茸そのものの味を楽しめる。大量に採れた年は干して保存したこともある。 食感がズルズルとなめこ様にぬめるため「ズル茸」とも呼ばれている。火を通すと濃い赤紫色に変色し味も良いため我が家では「黄シメジ」に次ぐ期待の茸なのだ。 茸の傘の裏側は見事な網模様。傘の表面は接着糊が付いているかのようにネバネバしている。ために、松葉がからみつくので収穫後は流し水できれいに洗い落とす。 アイタケうどん 昼ご飯ヨ〜 「アイタケうどん」茸そのものは口触りがあまり良くないし、さしたる味もない。しかし何故かダシが旨くなる。ダシを愛でる茸なのだ。 我々が食べる雑茸は「アイタケ」「アミタケ」「黄シメジ」「紫シメジ」「黒カワ」こんなところだ。最後の「黒カワ」はすごい茸で、私は雑茸の中では王様だと思っている。酒の肴とするなら「まつたけ」を凌ぐだろう。 シロウトには絶対見つけられない茸(枯れ葉の下にあり姿は見えない。廻りの湿度・植物・地形などから判断するらしい。)なので、私など一度も採取したことがない。カミサンは度々採ってくる。彼女は、今は亡き近所の「茸採り名人婆ちゃん」から後継者と見込まれ、茸採りのポイントと勘所のあらかたを伝授されたのだ。もちろん、山は変化するのでポイントは動いて行くのだが・・・ちなみにカミサンはイノシシ年です。ハイ! アミタケを煮る アミタケを煮ると生の時の黄色が赤紫に変わり「ぬめり」が出る。 ダシ・醤油・酢のいわゆる三杯酢で味を整えて食べるのだが、温かくても冷えていても美味しい。もちろん鍋やうどんに入れても OK です。ヌルッとした少し歯ごたえがある食感が良い。
by nobrin-7
| 2008-10-04 11:21
| 紀行ノート
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